Go1.24で進化したmap型について理解する

Room 1 10:40 - 11:00

Go言語にはmap型が用意されており、Webサーバやデータベースなど多くの場面で利用されています。 たとえば、ByteDance社の事例ではGoで構築されたサービスにおいてmapの処理がCPU使用率の約4%を占めることが報告されています。 Go 1.24からmap型はSwiss Tablesをベースとした新しい方式に変更されました。 この変更によりマイクロベンチマークでは最大60%の高速化が確認されています。 しかし、一部のケースではパフォーマンスが低下する課題もあります。 本セッションでは新しいmap型の実装や特徴について解説します。 本セッションを通じて聴講者がGo 1.24以降のmap型の振る舞いや設計意図を理解できるようになることを目指します。