FirebaseOpenSourceにも掲載されているFirestoreの運用ツールfsrplを開発した発表者が、FirestoreをGoで扱うための知見や、ツールfsrplについて発表する。Firestoreは近年アプリ開発においてますます重要となっているが、Goにおける知見やツールはまだ少ない。
本発表では知見として、FirestoreをGoで扱うための基礎やツールfsrplを紹介する。
Purpose
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CloudFirestore(以降、Firestoreと呼ぶ)をGoで扱うための知見共有
- 公式ライブラリ Firebase Admin Go SDK の使い方
- NoSQLであるFirestoreをGoらしく扱うための方法
- RDBとの違いを踏まえて開発する方法
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Firestoreの運用開発における課題と、開発したCLIツールfsrplの紹介
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Firestoreだけに限らず、Goにおけるデータ変換テクニックや、NoSQLをGoで扱う方法といった一般的な知見の共有
Why Firestore
- Firestoreは、ドキュメント指向のNoSQLデータベースである。特徴としてWebsocket通信によるリアルタイムでのデータ連携が可能であり、2019年初めにβ版から正式版となり東京リージョンが増えたことでアプリ開発における重要性が高まっている。
- 一方で、まだ新しい技術であるため、商用利用している人もまだ少なく、Goで扱うための知見やツールについても、まだまとまったものはないように思う。
- 発表者は、業務にてFirestoreをメインDBとして開発した商用アプリSpoLiveにおいて、主にそのバックエンド(Firestoreへのデータ連携)を担当している。この開発における知見を共有する。